三井住友カードのリボ払いが勝手に設定される原因と解除・残高処理の完全ガイド

三井住友カードで1回払いを選んだはずなのに、気づいたらリボ払いになっていた。

そのような状況に心当たりのある方は少なくありません。

リボ払いは実質年率18.0%の手数料が発生し続けるため、気づかないまま半年が経過するだけで数千円から数万円単位の損失になるケースもあります。

本記事では、なぜ勝手にリボ払いになっているのかという原因の解説から、今すぐできる設定確認・解除手順・残高処理・払い続けた手数料の損失額計算まで、一連の対処法を順番に解説します。

まず自分の設定を確認したいという方は、確認方法のセクションから読み進めてみてください。

この記事を読めばわかること
  • 三井住友カードのリボ払いが勝手に設定される原因とマイ・ペイすリボの仕組み
  • Vpassアプリと電話を使ったリボ設定確認の具体的な手順
  • マイ・ペイすリボの解除方法と解除後に残る残高の処理方法
  • 知らずに払い続けた手数料損失額の自己計算方法とシミュレーション
  • カードの種類別で異なるリボ設定と年会費の関係

三井住友カードがリボ払いになっている原因を知りたい人へ

三井住友カードが知らないうちにリボ払いになっている場合、原因のほとんどは入会申込み時に自動リボ払いサービスのマイ・ペイすリボを自分で設定したことにあります。

カード会社が利用者の知らないところでリボ払いを設定することは、法律上も運用上もありません。

ただし、入会手続きのなかで気づかずにリボ設定を選んでしまっているケースが非常に多く、設定後は店頭で1回払いを指定しても自動的にリボ払いで処理されます。

心当たりがない場合でも、まずは設定状況を確認してみることをおすすめします。

マイ・ペイすリボとはどんなサービスか

マイ・ペイすリボとは、三井住友カードが提供する自動リボ払いサービスのことです。

設定しておくと、ショッピングで1回払いを選んだ場合でも、すべての利用分が自動でリボ払いに変換される仕組みになっています。

毎月の支払額はあらかじめ自分で設定できるため、月々の支出を一定額に抑えられる点がメリットとして挙げられます。

その反面、支払期間が長くなるほど利用残高に対して手数料がかかり続けます。

三井住友カード公式サイトによると、2026年3月31日以降に新規入会したカードの手数料は実質年率18.0%です。

マイ・ペイすリボには、以下の3種類の支払いコースがあります。

コース名仕組み
元金定額コース毎月一定の元金額を返済する
残高スライドコース利用残高に応じて支払額が変動する
安心オプション設定した支払上限額を超えた分だけリボになる

マイ・ペイすリボには、リボ払い手数料の請求がある月に限り通常ポイントに加えて0.5%のポイント上乗せがある特典があります。

とはいえ、手数料の支払い総額がポイントの恩恵を上回るケースが大半であるため、実質的にはメリットより負担が大きくなりやすいサービスです。

勝手にリボ払いになる3つの主なパターン

三井住友カードでリボ払いになる主なパターンは次の3つです。

1
入会申込み時に自動リボ設定を選んでいた

最も多いのが、入会フォームの途中でマイ・ペイすリボへの申込みを選択してしまったケースです。

申込み画面ではリボ設定の選択肢が年会費割引やポイント特典と同じ画面に表示されるため、特典の内容に目が向き、設定の意味を確認しないまま手続きを完了してしまう人が多い傾向があります。

2
キャンペーン参加の条件がリボ設定だった

入会特典や年会費割引などのキャンペーンのなかには、マイ・ペイすリボへの登録が参加条件になっているものがあります。

特典の内容だけを確認して申し込んだ結果、意図せずリボ設定が有効になるケースがあります。

3
リボ専用カードを申し込んでいた

三井住友カードが発行するカードには、もともとリボ払いのみで利用できる設計のものがあります。

通常のカードと同じように申し込めるため、リボ専用カードだと気づかないまま使い続けるケースも見られます。

入会申込み時にリボ設定が紛れ込む仕組み

三井住友カードの入会申込みフォームでは、手続きの途中でマイ・ペイすリボへの申込みを促す画面が表示されます。

この画面ではメリットとして年会費割引やポイント還元率アップが同時に表示されるため、サービスの仕組みよりも特典の魅力に目が向きやすい構成になっています。

申込む・申込まないの2択のうち申込むを選択した時点でマイ・ペイすリボが設定され、カード発行後すぐにすべての1回払いが自動でリボ払いに変換されます。

国民生活センターが公表している消費者トラブル事例でも、自動リボ設定に気づかないまま手数料を支払い続けるケースが報告されており、定期的な利用明細の確認を呼びかけています。

入会後しばらく明細を確認しない人が多いため、リボ払いになっていることに気づくまでに数ヶ月以上かかるケースも珍しくないでしょう。

設定の有無はVpassアプリのリボ払いタブから確認できます。

入会後に一度も確認したことがない場合は、早めにチェックすることをおすすめします。

キャンペーン参加がリボ設定につながるケース

三井住友カードでは、入会後の各種キャンペーンにおいてマイ・ペイすリボへの登録を参加条件としているものがあります。

特定期間中のポイント2倍キャンペーンや年会費割引のキャンペーンが代表的な例として挙げられます。

こうしたキャンペーンはメール案内やVpassアプリの通知として届くため、特典の魅力だけを確認して応募してしまうケースがあります。

申込みページに参加条件としてリボ払いへの登録が明記されていても、条件欄が長い文章のなかに埋もれていたり、ページの下部にまとめて記載されていたりする場合には見落としが起きやすい構造になっています。

キャンペーンに応募した心当たりがある場合は、応募した時期とリボ払いの設定日が一致していないかをVpassアプリで確認するとよいでしょう。

キャンペーン経由でリボ設定が有効になった場合でも、解除の手順はマイ・ペイすリボを自分で登録したケースとまったく同じです。

受け取ったキャンペーン特典はキャンセルできませんが、リボ設定はいつでも解除できます。

三井住友カードのリボ払い設定を今すぐ確認する方法

三井住友カードのリボ払い設定は、Vpassアプリから最短1分で確認できます。

リボ設定が有効になっているかどうかは、会員向けサービスのVpassアプリを使えば24時間いつでも確認が可能です。

電話でも確認できますが、混雑時は待ち時間が長くなる場合もあるため、まずはアプリで確認するほうがスムーズでしょう。

どちらの方法でも確認できる内容は同じで、現在の設定状況とリボ払いの残高を把握できます。

Vpassアプリでのマイペイすリボ確認手順

Vpassアプリとは、三井住友カードが提供する会員向けのスマートフォンアプリのことです。

利用明細の確認やリボ払いの設定変更など、カードに関する手続きをアプリ上で行えます。

確認の手順は次のとおりです。

  1. スマートフォンにVpassアプリをインストールし、VpassIDとパスワードでログインする
  2. ホーム画面の下部にある「ご利用明細」をタップする
  3. 画面上部に表示される「リボ払い」タブを選択する
  4. 「マイ・ペイすリボ」の欄に表示されている内容を確認する

確認画面で「マイ・ペイすリボ」の設定金額が表示されていれば、現在リボ設定が有効な状態です。

設定金額の表示がない場合は、リボ設定が有効になっていないと判断できます。

確認時にあわせてチェックしておきたい項目は以下の3点です。

確認項目確認できる内容
設定状況マイ・ペイすリボが有効かどうか
設定金額毎月の支払い上限額
リボ払い残高現在の未払い残高と次回の支払日

設定金額が月々の利用額よりも極端に少ない場合、毎月少額の返済が続いてリボ残高が積み上がっている可能性があります。

残高の確認も同じ画面でできるため、設定状況と残高をあわせて把握しておくとよいでしょう。

なお、Vpassアプリはカード複数枚を管理している場合、画面上部でカードを切り替えて確認できます。

三井住友カードを複数持っている場合は、カードごとに確認するよう注意が必要です。

電話で設定状況を確認する方法

スマートフォンが手元にない場合や、アプリの操作に不安がある場合は、電話でも設定状況を確認できます。

問い合わせ先はリボ・分割デスクで、電話番号は0120-505-408です。

自動音声案内に従って操作を進めると担当者に接続され、設定状況を口頭で確認してもらえます。

項目内容
電話番号0120-505-408
受付時間9:00〜18:00
定休日年中無休(年末年始を除く)

電話確認の際には、カード番号と生年月日を用意しておくと手続きがスムーズです。

自動音声案内の途中でカード番号の入力を求められることがあります。

マイペイすリボの解除手順をステップで解説

マイ・ペイすリボの解除は、VpassのWebサービスから手続きするだけで完了します。

手続き自体は5ステップで完結し、所要時間は数分程度です。

ただし、解除してもリボ払いの残高がある場合はそのまま残り続けるため、解除と同時に残高の扱いを決めておく必要があります。

解除前に確認しておくべき注意点も含め、順を追って解説します。

Vpassアプリからのマイペイすリボ取り消し手順

マイ・ペイすリボの取り消しは、Vpassへのログインさえできれば5つのステップで完了します。

  1. Vpassにログインしてトップページもしくはホームのメニューから「リボ払い&キャッシング」を選択する
  2. 「マイ・ペイすリボの取り消し」をクリックまたはタップする
  3. 特典に関する案内画面が表示されるが、内容を確認したうえでページ下部の「マイ・ペイすリボ取り消しのお手続きに進む」をクリックする
  4. 「マイ・ペイすリボを取り消しする」をクリックする
  5. 確認画面で「確認する」を押し、次のページで「決定する」を押して手続き完了

手続きが完了するとVpassに登録しているメールアドレスに完了通知が届きます。

公式サイトには「即時反映ではない」と記載されていますが、手続き後数分以内に通知メールが届くケースが多い傾向があります。

取り消しが完了しているかどうかが不安な場合は、前のセクションで紹介した確認手順でVpassのリボ払い設定欄を再確認するとよいでしょう。

設定金額の表示が消えていれば取り消し完了です。

取り消しを受け付けていないカードの種類についても把握しておく必要があります。

下記のカードはリボ払い以外の支払い方法に変更できない設計のため、マイ・ペイすリボの取り消しが行えません。

取り消しできないカードの例
三井住友カード RevoStyle
モビットVISA-W
エブリプラス・エブリカード
その他リボ専用カード全般

該当するカードをお持ちの場合、リボ払いをやめることはできません。

一括で支払いたいときは「臨時のお支払い」機能を使って残高を返済していく方法を選ぶとよいでしょう。

解除前に確認しておきたい注意点が1つあります。

カードの種類によっては、マイ・ペイすリボを設定していることが年会費割引の条件になっているケースがあります。

解除すると年会費が発生する可能性があるため、自分のカードの年会費条件をVpassまたは三井住友カードの公式サイトで確認してから手続きを進めるとよいでしょう。

電話でのリボ払い解除手順と受付時間

電話でも解除手続きは可能です。

アプリの操作が難しいと感じる場合や、担当者に直接確認しながら手続きを進めたい場合に向いています。

項目内容
電話番号0120-505-408
受付時間9:00〜18:00
定休日年中無休(年末年始を除く)

電話をかけると自動音声案内が流れます。

案内に従って番号を選択し、カード番号と生年月日を入力すると担当者に接続されます。

担当者に「マイ・ペイすリボを解除したい」と伝えれば、手続きの案内をしてもらえます。

なお、リボ・分割デスクは平日・休日を問わず混雑しやすい状況が続いています。

電話がつながるまでに時間がかかる場合がありますので、急いで手続きしたいときはVpassから行うほうがスムーズです。

解除後いつから1回払いに戻るか

マイ・ペイすリボの取り消し手続きを完了した後、取り消し以降の新規利用分は1回払いで処理されます。

つまり、手続き完了日以降に使ったカードの代金はリボ払いにならなくなります。

下記の表で解除前後の動きを整理します。

タイミング扱い
取り消し前の利用分引き続きリボ払いで返済が続く
取り消し手続き完了後の新規利用分1回払いとして処理される
取り消し前の残高を早期完済したい場合別途「臨時のお支払い」の手続きが必要

解除後に残高が残っている場合、毎月の引き落とし日に設定された少額ずつの返済が続きます。

残高がある期間は手数料も発生し続けます。

手数料をそれ以上増やしたくない場合は、解除手続きと同時に残高の繰上返済を行うことをおすすめします。

繰上返済の具体的な方法は次のセクションで解説します。

リボ払い解除後に残る残高をどう処理するか

マイ・ペイすリボを解除した後も残高がある場合、ATMから手数料なしで今すぐ返済できます。

解除の手続きが完了しても、それ以前に積み上がったリボ払い残高は自動的には消えません。

毎月少額ずつ返済する通常のペースを続けると、実質年率18.0%の手数料が完済まで発生し続けます。

残高を早期に減らすほど支払い総額を抑えられるため、解除後はできるだけ速やかに残高処理の方針を決めるとよいでしょう。

解除しても残高が消えない理由

マイ・ペイすリボの取り消しは、あくまで「今後の利用をリボ払いに変換する設定をオフにする」手続きです。

解除前にリボ払いとして処理されたショッピング代金の残高は、取り消し後も別に存在し続けます。

リボ払いの仕組みは、利用代金を一時的にカード会社が立て替えてユーザーに毎月一定額で返済させる仕組みです。

立て替えた元金の返済が完了するまで、カード会社には残高に対する手数料請求の権利があります。

取り消し操作はこの権利を消すものではないため、残高がある限り手数料は発生し続けます。

三井住友カードでは残高に対して実質年率18.0%の手数料が日割りで計算されます。

残高10万円の場合、1ヶ月あたりの手数料はおよそ1,479円になります。

残高が多ければ多いほど、放置した期間が長くなるほど損失は積み上がります。

気づかないうちにリボ払いになっていた期間が長い場合、すでに数万円単位の手数料を支払い済みのケースもあります。

支払い済みの手数料を後から取り消すことはできませんが、今後発生する手数料は残高を早期に返済することで最小限に抑えられます。

繰上返済で手数料の膨らみを抑える方法

繰上返済とは、毎月の引き落とし額とは別に、好きなタイミングで残高の一部または全額を返済できる仕組みのことです。

三井住友カードでは繰上返済を「臨時のお支払い」と呼んでいます。

繰上返済が手数料の抑制に直結する理由は、手数料が残高に対して日割りで計算されるためです。

残高が減れば翌日から手数料の計算基準額も下がります。

まとまった金額を一度に返済するよりも、手元に余裕ができたタイミングでこまめに追加返済を繰り返すほうが、手数料の総額を効率よく抑えられます。

下記に残高別の手数料月額の目安を示します。

リボ払い残高月額手数料の目安(年率18.0%)
3万円約444円
5万円約740円
10万円約1,479円
30万円約4,438円
50万円約7,397円

残高が50万円ある場合、何もしなければ毎月7,000円以上が手数料として消えていきます。

月に1万円でも追加返済を続ければ残高の減少スピードが上がり、手数料の累計額を大きく抑えることが可能です。

一括返済の手順と申し込み方法

三井住友カードのリボ払い残高を早期に返済する方法は3つあります。

自分の状況に合った方法を選ぶとよいでしょう。

1
ATMでの返済

最もすぐに対応できる方法です。

三井住友銀行などの提携金融機関のATMやコンビニのATMに設置のATMで、カードと暗証番号を使って返済できます。

事前の連絡や申し込みは不要で、ATM利用手数料もかかりません。

一部または全額をその場で返済できるため、急いで残高を減らしたいときに向いています。

ただし、カードレス会員はATMでの返済ができないため注意が必要です。

2
口座引き落としの臨時増額

通常の毎月引き落とし額に上乗せして、指定月だけ多く返済する方法です。

VpassのWebサービスまたは電話でお申し込みができます。

申し込みには期限が設けられており、お支払い口座の金融機関によって締切日が異なるため、Vpassのマイページで期限を事前に確認してからお申し込みするとよいでしょう。

3
口座振込による返済

希望のタイミングで三井住友カード指定の口座に振り込む方法です。

ATMが利用しにくい状況や、まとまった金額を振り込みたいときに向いています。

ただし、必ずVpassで事前予約が必要です。

事前予約なしで振り込んでも本人確認ができないため受け付けてもらえません。

振込先の口座番号はVpassでの予約完了後にメールまたは画面で案内されます。

方法事前申し込み手数料対応時間
ATM返済不要無料ATM稼働時間内
口座引き落とし増額Vpassまたは電話で必要(期限あり)無料期限内
口座振込Vpassで事前予約が必要振込手数料は自己負担予約後随時

3つの方法のなかで最も手軽なのはATM返済です。

今すぐ手元にカードがある方は、最寄りのコンビニATMで返済できます。

振込手数料がかからないため、少額の追加返済にも活用しやすい方法です。

知らずに払い続けた手数料の損失額を自分で計算する方法

知らずに払い続けた手数料の合計は、Vpassの明細と簡単な計算式を組み合わせれば自分で把握できます。

リボ払いになっていた期間が長いほど、支払い済みの手数料総額は想像以上になっているケースがあります。

損失額を正確に把握することで、今後の返済計画を立てやすくなり、再び同じ状況を繰り返さないための判断材料にもなります。

計算に必要なのは「リボ払い残高の推移」と「手数料率」だけです。

手数料の損失額を計算する基本式

三井住友カードのリボ払い手数料は、残高に対して実質年率18.0%を365日で割って日数分をかける日割り計算方式です。

計算式は以下のとおりです。

手数料 = リボ払い残高 × 年率18.0% ÷ 365日 × 該当日数

たとえば残高5万円のまま30日間が経過した場合の手数料は次のように計算できます。

50,000円 × 0.18 ÷ 365 × 30 = 約740円

月の日数や引き落とし日によって多少前後しますが、この計算式を使えば任意の残高・期間での手数料を推定できます。

自分が実際に払い続けた手数料の合計をVpassで確認するには、次の手順で明細を見ます。

  1. Vpassにログインして「ご利用明細」を開く
  2. 月ごとの明細一覧から「リボ払い手数料」の項目を探す
  3. リボ払いになっていた最初の月から現在まで、手数料の金額を合算する

Vpassでは過去最大13ヶ月分の明細が確認できます。

それ以上さかのぼりたい場合は、リボ・分割デスク(0120-505-408)に電話して期間を指定した履歴を問い合わせるとよいでしょう。

残高別の手数料損失シミュレーション例

気づくまでの期間と残高の水準によって、損失額は大きく変わります。

以下のシミュレーションは、マイ・ペイすリボの標準設定に近い毎月5,000円返済・残高一定と仮定した場合の手数料累計の目安です。

残高3万円で3ヶ月気づかなかった場合

30,000円 × 0.18 ÷ 365 × 90日 = 約1,332円の損失

少額に見えますが、同時に毎月5,000円の元金返済も続いているため、3ヶ月で払ったお金のうち1,332円は元金の返済に充てられなかった計算になります。

残高10万円で6ヶ月気づかなかった場合

100,000円 × 0.18 ÷ 365 × 180日 = 約8,877円の損失

半年間放置した場合、手数料だけで約8,900円がムダに消えていることになります。

6ヶ月という期間は、入会後最初の明細確認を後回しにしていると十分起こりえる期間です。

残高30万円で1年気づかなかった場合

300,000円 × 0.18 ÷ 365 × 365日 = 約54,000円の損失

1年間で手数料だけで約5万4,000円の損失になります。

この金額はカードで買ったものの代金とは別に発生しており、元の買い物の価値とはまったく関係のないコストです。

下記の表に各条件での損失額目安をまとめます。

リボ残高(一定と仮定)3ヶ月の手数料損失6ヶ月の手数料損失1年の手数料損失
3万円約1,332円約2,663円約5,400円
5万円約2,219円約4,438円約9,000円
10万円約4,438円約8,877円約18,000円
30万円約13,315円約26,630円約54,000円
50万円約22,192円約44,384円約90,000円

残高が増えるほど、また気づくまでの期間が長いほど、損失は急増します。

残高50万円で1年間放置した場合は9万円もの手数料を支払っていることになり、これはカード利用代金50万円に対して18%を上乗せして支払ったことと同義です。

払い済みの手数料が返金されないケースと相談先

結論からお伝えすると、自分で設定したか気づかずに設定されていたかを問わず、すでに支払い済みのリボ払い手数料は原則として返金されません。

これは、リボ払いの利用はユーザー側が契約したサービスの利用とみなされるためです。

マイ・ペイすリボへの申込みが入会フォームで本人の操作によって行われた以上、カード会社側に違法性や不正行為があったとは認められないのが原則です。

  • 入会時の申込み手順に著しく誤解を招く表示があったと感じる場合
  • 手数料の説明を受けた記憶がなく、サービス内容について不十分な説明があったと感じる場合
  • カード会社との交渉を希望するが自分では対応が難しい場合

消費生活センターの相談窓口は消費者ホットライン(電話番号188)から最寄りの窓口につながります。

相談自体は無料で、法的手続きに発展する前段階として利用できます。

なお、ホットライン188は土日祝日にも対応している地域があります。

平日に時間が取れない方でも相談しやすい窓口です。

マイペイすリボと年会費の関係を正しく理解しておきたい人へ

旧来の三井住友カード(NL以外)では、マイ・ペイすリボへの登録と年1回以上のリボ払い手数料の支払いが、年会費を無料または半額にするための条件になっていました。

この仕組みを知らずにリボ設定を解除した場合、翌年度から年会費が発生する可能性があります。

自分が持っているカードの種類によって扱いが大きく異なるため、解除前に年会費条件を確認しておくことが重要です。

また、三井住友カードNLのように年会費の条件とリボ設定がまったく無関係な設計のカードも存在します。

旧三井住友カードで年会費無料にするためにリボ設定が必要だった背景

三井住友カードNLが登場する前に発行されていた旧来の三井住友カードには、2年目以降に年会費が発生する設計のものが多くありました。

その年会費を無料または半額にする方法の1つとして、マイ・ペイすリボへの登録が用意されていました。

三井住友カード公式サイトによると、条件は「マイ・ペイすリボへの登録」と「今回年会費支払い月から次回年会費支払い月の前月までの期間に年1回以上リボ払い手数料の支払いがあること」の2点です。

この条件を満たすと、翌年度の年会費が一般カードは無料、ゴールドカードは半額になります。

カードの種類条件達成時の年会費
一般カード(旧来の三井住友カード等)無料
ゴールドカード(旧来の三井住友カード ゴールド等)半額(5,500円)
プラチナ・プラチナプリファード対象外(割引なし)
三井住友カード ゴールド(NL)対象外(年間100万円利用で永年無料)

年会費割引を目的にマイ・ペイすリボを設定した場合、解除すると翌年度から年会費が通常どおり請求されます。

年会費が数千円のカードでも、解除する前に自分のカードが年会費割引の対象かどうかをVpassの会員情報ページまたは三井住友カードの公式サイトで確認するとよいでしょう。

また、年会費割引を維持したまま手数料をなるべく発生させない方法として、毎月の設定金額をカードの利用限度額に近い金額に設定しておき、年に1回だけ意図的にわずかな残高を発生させて手数料を支払う方法を取る利用者もいます。

ただし、この方法は設定の管理を誤ると意図せず大きな残高が積み上がるリスクがあるため、十分な理解と管理が前提となります。

三井住友カードNLは年会費無料にリボ設定が不要な理由

三井住友カードNLとは、2021年に登場したナンバーレスタイプのクレジットカードで、カード番号・有効期限・セキュリティコードが券面に印字されていない設計のカードです。

三井住友カードNLは、マイ・ペイすリボへの登録や年間利用額の条件を満たさなくても、入会から永年にわたって年会費が無料になる設計になっています。

旧来のカードとは異なり、年会費を無料にするためにリボ払いを利用する必要がまったくありません。

項目旧来の三井住友カード(一般)三井住友カードNL
通常年会費1,375円永年無料
年会費を無料にする条件マイ・ペイすリボ登録+年1回以上のリボ払い手数料支払い条件なし(永年無料)
リボ設定の必要性年会費を無料にするために必要だった不要
リボ払い手数料の年率18.0%18.0%

三井住友カードNLでリボ払いが設定されている場合は、年会費の維持とは無関係に解除できます。

解除しても年会費には一切影響しません。

現在旧来の三井住友カードを保有している方がマイ・ペイすリボを解除する場合は、年会費が発生する可能性を念頭に置いて判断する必要があります。

年会費が気になる場合は、旧来のカードから三井住友カードNLへの切り替えを三井住友カードのカスタマーセンターに問い合わせてみるのも1つの選択肢です。

よくある質問

Q三井住友カードが勝手にリボ払いになるのはなぜ?
A

カード会社が無断でリボ払いを設定することはありません。

入会申込み時に自分でマイ・ペイすリボを選んでいたか、リボ払いを参加条件とするキャンペーンに応募したことが原因です。

身に覚えがない場合は、Vpassアプリのリボ払いタブで設定状況を確認してみてください。

Qマイ・ペイすリボの解除は無料でできる?
A

解除の手続き自体は無料で行えます。

Vpassアプリからの手続きでも、電話での手続きでも費用はかかりません。

ただし、解除前に積み上がったリボ払い残高に対する手数料は引き続き発生します。

Qリボ払いを解除したら払い続けた手数料は返金される?
A

支払い済みの手数料は返金されません。

リボ払いは利用者自身が申し込んだサービスとして処理されるため、カード会社への手数料返還請求は原則として認められません。

手数料被害について相談したい場合は、消費生活センターの相談窓口(188)に問い合わせる方法があります。

Qマイ・ペイすリボを解除するとすぐに1回払いに戻る?
A

解除手続きが完了した後の新規利用分から1回払いになります。

解除前にすでにリボ払いとして処理された利用分の残高は、解除後も引き続きリボ払いで返済が続きます。

残高を早期に返済したい場合は、別途ATMまたはVpassから繰上返済の手続きが必要です。

Q三井住友カードのリボ払い手数料は年率何パーセント?
A

2026年3月31日以降に新規入会したカードの手数料は実質年率18.0%です。

残高に対して日割りで計算されるため、残高が多ければ多いほど毎月の手数料負担も大きくなります。

2026年3月30日以前に入会したカードは実質年率15.0%が適用されているケースもあります。

Qマイ・ペイすリボを解除すると年会費がかかるようになる?
A

カードの種類によって異なります。

旧来の三井住友カード(一般・ゴールド)では、マイ・ペイすリボへの登録と年1回以上のリボ払い手数料の支払いが年会費無料または半額の条件になっています。

解除すると翌年度から年会費が通常通り発生する可能性があります。

三井住友カードNLは条件なしで永年無料のため、解除しても年会費には影響しません。

QVpassアプリにログインできない場合はリボ払いの解除をどうすればいい?
A

リボ・分割デスク(0120-505-408)に電話することで解除できます。

受付時間は9:00〜18:00で年中無休です。

Vpassのパスワードを忘れた場合は、Vpassのログイン画面からパスワードの再設定手続きを行うことでアプリからの解除も可能になります。

Qリボ払いの残高をATMで一括で返済することはできる?
A

事前申し込み不要で、コンビニや提携金融機関のATMから残高の一部または全額を返済できます。

ATM利用手数料はかかりません。

カードと暗証番号が必要で、カードレス会員はATMでの返済ができないためVpassからの振込申請を利用してください。

参考サイト