春が巡る度、桜の写真を撮っています。

今年は緊急事態宣言が出る直前に、桜が流れていく川面を撮影し、ひとつひとつ観察しました。

川面に強く光が当たり、流れていく桜と呼応し、どちらも光の粒となり次第に区別がつかなくなっていく。
よく見るとそれは銀河のようにも見えるし、ウイルスのようにも見えてくる。
すべて生き物は同じものは一つとしてないのに、こうして美しくあらわれるフラクタル。
それは個々人の記憶や、感情や、想像力が作り出しているのではないでしょうか。


自分が何を見ているのか、見ようとしているのか。
流れる時間はいつも外の世界と呼応して、相対的に変化していきます。
どうぞリラックスして、思うままに感じて下さい。