アートにエールを!

とある私の話

  • 公開日 2020.08.31
  • 視聴回数 459回
  • 02演劇
プロジェクターを用いてスクリーンに文字や画像を投影する普段の演劇におけるスタイルを、そのまま動画で表現しました。詩のような言葉がスライドショー的に繰り出され、鑑賞者に「心の中で唱える言葉」のような感覚を与えます。たとえば「うつくしい」「わたしの」「こころ」「やさしい」「わたしの」「こころ」などと文字が出れば、鑑賞者はそれを心の中で唱えるように読むわけです。この現象を利用して挑戦的かつポジティブな表現を目指しました。私たちは「アートにエールを」というメッセージは、我々アーティストがアートにエールを送る、のではなく、鑑賞者その人がエールを送る、という解釈をしています。文字を心の中で唱えることで、鑑賞者は知らず知らずアートにエールを送るのです。その仕組みを演劇的につくり出しました。

範宙遊泳

2007年より東京を拠点に海外での公演も行う演劇集団。
すべての脚本と演出を山本卓卓が手がける。
現実と物語の境界をみつめ、その行き来によりそれらの所在位置を問い直す。
生と死、感覚と言葉、集団社会、家族などその都度興味を持った対象を題材に、より遠くを目指し普遍的な「問い」へアクセスしてゆく。
舞台上に投写した文字・写真・色・光・影などの要素と俳優を組み合わせた独自の手法で、海外での上演・国際共同制作も多数。
『幼女X』でBangkok Theatre Festival 2014 最優秀脚本賞と最優秀作品賞を受賞。
2020年5月より、オンラインをも上演の場とみなして「むこう側の演劇」を立ち上げ、YouTubeで新作を発表している。