アートにエールを!

石のような水

  • 公開日 2020.07.27
  • 視聴回数 1780回
  • 02演劇/PLAY
「石のような水」は震災後の2012〜13年に長い時間をかけて少しずつ書かれた戯曲です。
20年4月に俳優たちがオンラインで集まり、3ヶ月かけてこの戯曲を読み通しました。

この映像作品は「8年前に書かれた戯曲を読む、現在の人々の生活」の二重写しの記録です。
右耳と左耳から、戯曲のテクストと、交読会の中で交わした音声が、別々に聞こえてきます。

動画をみる際は
① 両耳用イヤフォン(または左右わかれたスピーカー)でお聞きください
②スマートフォンをお持ちの方は、全画面表示にし右手にもってお楽しみください

この映像は、各俳優の生活圏内の音と風景を集めたほか、
Zoomのスピーカービューをプロジェクターでひとりの顔に投影し、体をなくした俳優たちの複合体を撮影しました。

「石のような水」を読む

20年4月頭の緊急事態宣言の出る数日前から、
劇場が閉鎖されている期間中、
ひたすら「石のような水」という戯曲をオンラインで読み進めるという、
気の長い、ゆるやかな上演をもくろみました。
もともとは誰かに向けて発表するものではなく、
読む人たち自身の体験としての「交読」でしたが、
「アートにエールを!」のプロジェクトを知り、この集まりでひとつの映像作品をつくることにしました。

作:松田 正隆

出演:

大間知 賢哉
笠原 麻美
川島 むー (お茶祭り企画)
Kaz Kobayashi
小林 玉季
鈴木 しゆう
平井 光子
吉田 由布子 ((同))現代)

構成・編集:平井 光子 (重力/Note)
協力:Rob Moreno 重力/Note